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COLUMN

2018.12.13企業再生・経営

金融機関交渉Q&A vol.38

  • 運送業
  • 事業承継

本メルマガは、当社「日税主催研修」「日税オンデマンド」でも講師としてご活躍いただいている(株)事業パートナーの代表取締役社長・松本光輝先生に300社を超える会社の再生の成功体験をもとに、金融機関交渉に関してQ&A形式でまとめて頂きました。この情報が関与先様へのアドバイスの一助となれば幸いです。



■現状
業種:運送業
年商:6億円
借入残高:2億円
連帯保証人:社長68歳・奥様62才、後継者:息子38歳

■相談点
あと2年後に現社長は引退予定。その後は息子が後継者となる予定。現在、会社に資金として5,000万円あるが、経営が傾いたときはこの5,000万円では足りない。事業承継時に1億円の資金を会社に留保してあげたい。事業継承をしたいが、息子の連帯保証債務を小額にしたい。


■アドバイス
① 現在の会社の税引後利益は、1,000万円。
② 2年後は2,000万円の銀行返済が可能。
③ 2年後に現社長の生命保険解約返戻金が、5,000万円発生する。
④ 会社の役員退職金規定により、現社長の2年後の退職金は7,000万円が可能。
⑤ 現在の会社の資金が2年後にも5,000万円の維持が可能と判断。
⑥ 2年後に生命保険解約金5,000万円が会社に入金される。
⑦ 2年後の退職金は、7,000万円を支払う。
⑧ 現社長の退職金7,000万円の内の5,000万円を会社に貸し付けることにより、会社の資金は8,000万円となる。
⑨ 2年後に退職金を7,000万円支払うと会社の資金は8,000万円となるが、決算は赤字が発生するので2,000万円程度の税効果を活用できる。




vol.28以前のコラムは、日税ビジネスサービスのホームページにて、「日税メールステーション」バックナンバーページに掲載しています。
日税メールステーション 『金融機関交渉Q&A』バックナンバー


松本 光輝

株式会社事業パートナー 代表取締役40年にわたり、飲食業を中心に会社経営。バブル崩壊時に25億円の負債を抱え、その後3年半でその負債を解消する。2003年より、事業再生請負人として全国行脚中。この間、依頼先の多くが1~2ヶ月以内に、資金ショートに陥るおそれがあるという危機的状況の中から、1社も倒産させることなく、300社を優に越える会社の再生を成功させる。
◎過去の経験を活かして、中小企業経営者の最高の相談者となるべく、活動を続けている。
◎経営者はもとより、幹部社員の皆様・社員の皆様の声をくみ上げ、共に全社一丸となった再生を達成すべく、全力で取り組んでいる。着手後、30日以内に再生計画を作成して、実行に移している。
◎会社を3年かけて再生させる独自の再生術は、他に類を見ません。